すっかり人気を取り戻した大相撲。5月場所は、初日を迎える前にすべての切符が売り切れる「札止め」となった。
大相撲の切符の購入方法はいくつかあるのだが、その一つが「相撲茶屋」からの購入だ。東京には20軒の茶屋があり、国技館での切符を販売している。
本場所では、現役時代に関脇以下だった親方衆が交代で「切符のもぎり」をしている。切符をちぎると、親方たちは裏面をちらっと見る。茶屋を通して売られた切符かどうかを確認している。茶屋の屋号が記されていたら、親方たちは「左の入り口から入って、1番に行ってね」といった声をかけてくれる。
国技館の正面木戸の左手にあ…